masakeithi’s blog

トレイルランニングに付いて書き始めました

第26回 日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP、ハセツネ) 2018年10月 初完走奮戦記②

第一関門~第二関門まで・・

 

脚はレース中3回痙りました。

私はフルマラソン歴10年ほどですが、レースでは99%足が痙ります。

ネット情報で色んなサプリを試しましたが、効果を感じられるものは有りませんでした。

 

前回の太龍寺から薬王寺トレイル練習で気づいたのですが、痛み止めのロキソニンが痙りを治めてくれました。
足裏の母子球あたりが時々に痛いので、飲んだらそれと共に足痙りも治まるのです。
効能書きにあるのかもしれませんが、自分なりの新発見です。

 

水分不足を補う為に、エネルギーゼリーの水っぽいタイプを後回しにしますが、普通のエネルギーゼリーは甘ったるくて種類を変えても沢山摂取していると、歯が痛くなってきますので結局水分を流し込んでやらなけば飲めないというジレンマ。

 

走りながら飲み食いするので、胃腸の弱い人はリバースです、第一関門より遥か手前でリバース三兄弟出現です。

右や左で、おえーっ・おえーっと言ってます。
ゴール後に聞きましたが、クィーンもどこぞの山中でその仲間入りをしてたそうです(゚゜)\バキ☆

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ナイトランの写真を眩しくなくこれだけくっきり撮れるのは流石だ



私の体調はすこぶる調子よく、速い人はスルーさせ、遅い人は適度に追い越します。
36km地点の三頭山(みとさん)頂上で、大きなリュックをベンチ横に置きコンロを出して、のんびり缶酎ハイを飲んでいる人がいます。

 

女性が話しかけているのを耳を大きくして聞いていると、彼が噂のばななさんであろう事が分かりました。
「ふぅ~酎ハイ飲まんとやっとれませんわぁ」と、ばななさんは言っています。
私なら酎ハイ飲んだらやっとれないです。

 

大魔王がいれば私も話しかけましたが、奥手の私は話しかけられませんでした。
今年は大魔王が第二関門の焼き肉パーティーでお友達になったようなので、それきっかけで来年は話しかけられそうです。

 

スタッフさんが、「この三頭山(みとさん)がこの大会の最高地点です、ここより高い所は有りません」と言うものだから、おぉ!後は全て下りなのか?とほくそ笑みましたが、下がって上がってを繰り返すので、結局きつさは最後まで何度も襲ってきます。
コース断面図は手持ちの紙地図の裏に有りましたが、すっかり忘れていました。

 

三頭山の下りで、大きくスリップして、手をついてしまい、手のひらを1cm程切りました。

普段は練習でもトレイルなら手袋を装着するのですが、スタートが暑く渋滞でスピードが遅かったし、木々をつかんで走るような場面が無かったので、そのままの流れで装着しないままに来ていました。
下りきった休憩ポイントでは、怪我に気づかなかったのですが、休憩ポイントを過ぎてなんか手のひらが痛いなぁと気づきます、吸っても吸ってもどんどん血か沸いてきます。

 

むむっ!ちょっとやばいかも?と横にそれて、治療タイム。
立ち止まったら、血流速度も下がったのでしょうか、少し吸ったら治まって来て、バンドエイドで何とかなりました。

 

そこから下りは手袋を装着します。

そして、何とか42kmの第二関門(月夜見)も2時間残して到着。
1.5Lのポカリスエットを補給して貰え、何とか水分はぎりぎり間に合いました。
日が暮れて気温が下がり水分摂取ペースも下がってきたからでしょうか、不幸中の幸いです。

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第二の野戦場・疲れ切った仲間が沢山居てなんか嬉しい



ここでも、エネルギーゼリーの入替、トイレやヘッドランプの電池交換等であれよあれよと30分過ごします。
ここでも、10分は節約できそうです。

ブルーシートの向こう側では、ばななさんが鍋パーティーを開いていますが、大魔王が追いついてこないので、近寄り難く関門を後にします。


それから、時間が長くなれば早朝の眠さも克服しなければいけません。
寝れば楽になれますが、それだけ関門タイムが迫ってきます。

お仕事疲れなのでしょうか?よくぞこんな所で寝られるなぁ・・という様な坂の途中や、木と木の間等で早々と20時頃から寝ている人がいました。
ヘッドランプも消し忘れて寝ていたりします。

 

電池の消耗を防ぐために消してあげたいと思いましたが、人から施しを受けるとそこでリタイヤさせられると言うルールが有るので、見て見ぬ振りをします。
多分あの人は電池切れでアウトです。


あのまま死んでいても、しばらくは気づかれないでしょう(゚゜)\バキ☆

ランナーを気にして、数メートル道から外れて寝ている人も居ますが、リュックの反射材が獣の目のように光って不気味です。

 

③へ続く・・